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自衛隊、日米同盟、米軍基地は必要か。国際貢献軍は必要か

日本を攻めてくる国などどこにもなかろう。世間では中国だ、北朝鮮だというが、いったい日本を攻めて一体何が得られると言うのだ。中国や北朝鮮が日本を攻撃するなど青森県が北海道を攻撃するのと同じくらい想像できないよ。今はモンゴル帝国や豊臣秀吉の時代とは違うのである。侵略や領土拡張したものは英雄でもなんでもない。だから自衛隊など必要ないのだ。そして当然日米同盟も必要ないし、日本にある米軍基地も必要ない。こんなことを書くと、すぐに「何を呑気な」と決まり文句のように言う人もいよう。もちろん絶対攻めてこないとは断言できない。しかしながら、そんな極めてありそうもないことに毎年5兆円も使っていいものだろうか。われわれは道を歩けば交通事故の恐怖に常にさらされている。だからと言って、ヘルメットをかぶって散歩などしないであろう。いわんやよろいを付けて散歩などすまい。この必ず死にいたる人生では必ず危険があるのである。その危険を避けるためにどの程度のコストを掛けるかという問題なのである。そういう観点からどう考えても5兆円は多すぎると思うわけである。発展途上国の東南アジアのベトナムとかタイ、南洋の島国のトンガとかニュージーランドとかの防衛費は一体いくらくらいなのだろうか。たぶん1千億円も使ってないだろう。それでも何の問題もなく平和に暮らしているのである。自衛隊員の失業者を増やしてもいけないので、50年くらいかけて、そうだな~年1千億円くらいの軍隊にすればいいんじゃないだろうか。完全になくしてしまってもいいとは思うが、ナチスドイツのような軍国主義の国が現れるとも限らない。だからほんの小さな軍隊を持ってて、いざという時に拡張できるようにしとくのがいいんじゃないかな。 もちろん災害派遣隊としての自衛隊は必要だけどね。
それから国際貢献のために国際貢献軍が必要だという意見もある。例えばクウェートがイラクに攻められたときに助けることも必要だとかね。しかしこれは難しい問題で海外という情報が少ないところでどっちが悪いというのはわかりづらいと思う。だいたい紛争が起こるところは情報が少ない。 日本だってかって、アメリカから、中国を苛めている悪ものだとされ、日本中を焼け野原にされ、原爆まで落とされた。確かに日本は悪かったかもしれないが、どう考えてもやりすぎのことをアメリカはしたわけである。アメリカは正義の鉄槌をくらわしたつもりかもしれないが、やりすぎた。それにアメリカ人だっていっぱい死んだ。第1次世界大戦のときはドイツがフランスに攻め込むために中立のベルギーを通過しようとした。それに対してイギリスは正義の鉄槌をくらわそうとして大戦に参加した。正義感はわかるが死ぬのはドイツとイギリスの若者である。だから海外に正義の軍を派遣すると言うことは慎重な上にも慎重にすべきだと思う。まあ、ここらは難しい問題だと思うよ。本当に。正義を実行するのは大切だけど死ぬのは政治家でなくて政治なんて何にもわからない20代の若者だからね。

2017年11月11日

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