本の思いで トップ

北海道は農業にむかない

世間では北海道は農業地域と思っている。が、自分で家庭菜園をやってみてつくづく思ったが、北海道の気候は農業には向かない。植物っていうのはほとんどが高い気温の時のみ育つ。20度以上くらいかな。だから北海道で作物が育つのは6月から9月の4ヶ月のみ。家庭菜園で植えるトマトやキュウリはすべてハウス栽培で苗に育てられる。それを我々がホームセンターで買って6月ころ庭に植えるわけだ。温暖な気候のところなら直に種をまけばいいだけなのに。フランスなど緯度が高いのに農業国だというのはおそらく温かいのだろう。アメリカだって農業が盛んなのは南部だろう。だいたい作物の原産地を見ると、インドたら東南アジアたら赤道あたりの国ばっかりだもんな。北海道が農業が盛んなのは単に農地が多いというだけ。あと、多少なりとも生産性がいいのは大規模化されているだけ。関東あたりで大規模化されたら、そりゃあ負けるよ。こういう見識が得られたのも自分で家庭菜園をやってみたからだ。

2014年6月19日

本の思いで トップ