2021年3月23日

量子力学の原理を考える

記号・用語

 この論文で使われている用語や記号について簡単に説明する。おおむね普通の文献と同じ用法を使ったが、通常は「固有状態」と言うところを「測定状態」という言葉を使っている。また「固有値」のことは「測定値」とか、「取りうる測定値」という言葉を使っている。その方が実態に合っていると思ったからである。位置や運動量などの連続変数を離散的に扱った。それは離散的な値しか現れないエネルギーや角運動量などと区別するのが面倒だからである。\(P(x)\)を位置の確率分布、\(P(p)\)を運動量の確率分布というように異なる確率分布に対して同じ\(P\)を使った。本来は\(P_x(x)\)、\(P_p(p)\)などと異なる関数ということを添え字などをつけて区別すべきなのだが、記号が煩雑になるので同じ記号を使い、変数記号の\(x\)、\(p\)自体に意味を持たせた。一般に\(x\)は位置、\(p\)は運動量、\(\varepsilon\)はエネルギー、\(l\)は角運動量を指すのに使った。確率分布以外、例えば確率振幅などでも変数自体に意味をもたせた。 以下、この論文で使われている用語とその意味を列挙する。

PDFファイルA4、130ページ、4.8MB

目次

序文

記号・用語

第1章

第2章

第3章

第4章

第5章

第6章

第7章

第8章

第9章

第10章

付録A

付録B

付録C

付録D

付録E

おわりに